タケダの内部監査担当はグループ全体のガバナンス、リスクマネジメントおよび内部統制プロセスの評価を実施し、報告や改善に関する助言を行います。これは業務のあり方を改善し、組織を健全に運営するためになくてはならない仕事です。
心に留めている「4つの価値観」
約80の国・地域に拠点を置くタケダは、世界中の患者さんのニーズに応えると同時に、ひとつひとつの行動が一貫して会社のバリューに沿う必要があります。地域ごとの法令を遵守していることも大切です。これらについて内部監査の観点から問題が生じていないことを保証することが、内部監査を担当する私の仕事です。会社のレピュテーションや信頼を背負っている、とも言えます。
アジア太平洋地域にあるすべての事業所の監査を担当しています。各国へ出向き、内部統制の有効性を評価したり、研究や研修、社会的プログラム、イベントのスポンサーシップなどに関する内部統制を改善する手助けをします。
監査という私の仕事は、残念ながら、監査される人にとって必ずしも楽しみなイベントではなく、協力を得るには、それぞれの事業所における事業環境と業務内容についての理解を深め、こちらも綿密な準備をすることが求められます。
相手に腹を割って話してもらい、事業活動の核に切り込む。そんな役割を果たすために、いつも心に留めているのがタケダイズムの価値観である、「誠実すなわち公正・正直・不屈」です。私たちは誠実に、それは正直であるかどうかに基づいて行動し、公正に業務を遂行しなければなりません。監査の結果を経営陣に共有し、課題がどんなに困難であっても不屈の精神をもって、誠実に対応すれば自ずと良い結果をもたらすと信じています。