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1985-1999 国際化

1985年、米国アボット社との合弁でTAPファーマシューティカルズ(株)(後のTAP ファーマシューティカル・プロダクツ(株)。2008年に分割、武田ファーマシューティカルズ・ノースアメリカ(株) と合併)を設立。同年、自社創製の前立腺がん治療剤「ルプロン(一般名:リュープロレリン)」を発売する。
大阪の研究所に続く第二の研究拠点として、最先端技術を使った基礎研究を行う筑波リサーチセンターを設立。
1985年発売の「ルプロン」にDDS(薬物送達システム)研究の成果を投入した、1度の注射で1ヶ月間効果が持続するリュープロレリン徐放型製剤「ルプロン・デポ」を米国・欧州で発売。現在、世界約80ヶ国で販売されており、前立腺癌治療薬のスタンダード薬となっている。1回の注射で最長4ヶ月間治療効果が持続する剤型も米国で発売されている。
自社創製のプロトンポンプ阻害剤「ランソプラゾール(一般名)」欧州皮切りに日本、アジア、米国で販売を開始。現在、世界約90ヶ国で販売されている。 この後、「リュープロレリン(リュープリン)」、「ランソプラゾール(タケプロン)」の全世界売上高は共に1,000億円を超え、当社の海外売上高比率を一気に上昇させた。 同時に、欧米での事業基盤を強化し、国際化を飛躍的に進めた。
「働く障がい者を愛する会社」という経営理念のもとに設立された、医薬品業界では初めての障がい者雇用を目的とした特例子会社。
自社創製の「カンデサルタン シレキセチル(一般名)」を英国・ドイツで販売を開始。高血圧治療の新しい流れをつくるアンジオテンシンII受容体拮抗剤として、現在世界約60ヶ国で販売されている。
イギリスに全額出資の医薬品販売会社、英国武田Limited を設立。
海外売上高比率の向上に伴い、全世界に向けた製品の生産拠点として、国内の生産拠点に加えてアイルランドに製剤の拠点を設立。
米国に武田アメリカ研究開発センター(株)を設立。
米国に医療用医薬品事業の持株会社、武田アメリカ・ホールディングス Inc. を設立。
米国に全額出資の販売拠点として、武田ファーマシューティカルズ・アメリカ(株)(現在の武田ファーマシューティカルズUSA Inc. )を設立。 
翌年から、自社創製の2型糖尿病治療薬「アクトス」の販売を開始。 
イギリスに医薬品開発会社、武田欧州研究開発センター(株) (現在の武田グローバル研究開発センター(欧州)(株))を設立。
自社創製のインスリン抵抗性改善薬「アクトス」を米国、日本で発売。翌年にはアジア、欧州でも販売した。