ラモナ・セケイラは、当社のグローバル ポートフォリオ ディビジョン プレジデントです。グローバル拠点を活かし、多様なポートフォリオおよび革新的な医薬品やワクチンのパイプラインを通じた成長の加速化に尽力します。このディビジョンは、医薬品のライフサイクルの管理、ビジネスの地理的な拡大、市場への浸透活動により、グローバル製品の成長をサポートします。さらに、後期開発パイプラインの継続的な進展を支え、ニューロサイエンス、消化器系疾患、希少疾患、ワクチンなどの疾患領域においてベスト・イン・クラスの新薬上市を果たせるよう牽引します。
本職責においてセケイラは、欧州、カナダ、グロース&エマージングマーケット、中国などの地域ビジネスユニットと、グローバルメディカルおよびグローバルプロダクト&ローンチストラテジー、およびワクチンビジネスユニットを監督します。
製薬業界での経験は25年以上にわたり、複数の市場、文化、医療システムにおけるビジネスを統率してきました。前職のイーライリリー社での経験も含め、カナダ、欧州、米国での在住・勤務経験があります。患者さんのニーズを中心に戦略を立てることに徹底し、製品の立ち上げや事業の統合と変革を成功裏に収め、持続的な成長を実現させました。また、従業員エンゲージメントや社内連携の向上にもまい進しました。
2015年にタケダに入社し、U.S.ビジネスユニット プレジデントとして、共通のビジョン、価値観、文化のもとに、ビジネス構造やポートフォリオ、投資構成を見直し、注力領域への集中と、機動性や回復力の向上を図りました。信頼と協働を大切にして、医療関係者などとの数多くの戦略的パートナーシップを構築し、患者さんへのサポートや健康格差の是正、価値に基づく医療など、幅広い分野において革新的なソリューションを生み出してきました。
人材育成、ダイバーシティおよびインクルージョンの尊重、オーセンティック・リーダーシップ(信頼できる、本物の統率力)を積極的に推進しており、社内外の多くの人々のメンターやコーチも行っています。これまでに数多くのエグゼクティブ育成プログラムを指導し、社内外のリーダーシップフォーラムにも積極的に参加しています。
セケイラはこれまで財務担当を務めてきた米国研究製薬工業協会(PhRMA)において、会長職に任命されました。同協会会長の職責を女性が担うのは初めてです。医薬品へのアクセス向上と適正価格の設定、健康格差の是正などに、改革とパートナーシップを通じて取り組み、イノベーションを促進することで、未だ満たされない患者さんのニーズに対応する治療法の発見・開発を継続できるよう注力します。セケイラはまた、エドワーズライフサイエンス社の理事およびハーベイ・マッド大学評議員会のメンバーを務めています。
カナダのマックマスター大学で経営管理学の修士号を、トロント大学で分子遺伝子学と分子生物学の理学士号を取得しました。現在、米国ボストンで家族と共に暮らしています。