*本プレスリリースの財務情報は、2014年10月にAbbVie Inc.からShire plcが受領した違約金の取扱いに関連して、
- 財務ベース売上収益は対前年同期+18.4%、グローバルブランド14製品が牽引し、実質的な売上収益は対前年同期+3.8%
- 財務ベース営業利益は2,486億円(22億米ドル)に成長、研究開発投資を強化しつつ、Core営業利益率は30.5%と堅調に推移
- 2021年度第1四半期に2,429億円を支払い22億米ドルの負債を削減し、2021年度は合計約4,500億円(約41億米ドル)の負債の繰上返済を見込む
- 2021年度内に5-6件の承認申請と、年度末までには7件の新規候補物質がピボタル試験に移行予定であり、パイプラインにとって転換点の年に
- 2021年度通期マネジメントガイダンスおよび通期予想を維持
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、本日、2021年度第1四半期の業績を公表しましたのでお知らせします。第1四半期の堅調な業績に基づき、当社は2021年度通期のマネジメントガイダンスと予想を維持します。2021年度は、重要な承認申請、承認取得の可能性、新規候補物質がピボタル試験に移行予定など、トップライン成長の加速とパイプラインの持続的な推進による転換点の年となります。
チーフ フィナンシャル オフィサー(CFO)のコスタ・サルウコス(Costa Saroukos)は次のように述べています。
「当社は、この2年間でシャイアー社の統合や、継続的な変革を進めてきましたが、2021年度はトップラインの成長を加速させ、研究開発投資を強化し、革新的なパイプラインをさらに推進させることに軸足を移しました。第1四半期の業績では、グローバルブランド14製品が引き続き大きく貢献しました。2021年度は、この力強いスタートによるビジネスの勢いを維持し、通期のマネジメント・ガイダンス達成に向けて順調に進んでいます。
2021年度は当社のパイプラインにとって転換点の年であり、戦略的な研究開発投資を強化し、今後に向けてパイプラインをさらに推進させます。2021年度末までにウェーブ1パイプラインの5~6件の承認申請を行い、2022年度上期末までに5件の承認取得を見込んでいます。
当社のビジネスモデルの強靭性は、『すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために』という当社の揺るぎない私たちの約束を示しています。当社は、世界中の人々の暮らしを豊かにする医薬品を創出し提供することに注力し、社会のために長期的な価値を創出し、その価値を最大限に高めます。」
財務・ビジネスハイライト
2021年度第1四半期連結業績
(億円) |
財務ベース |
Coreベース (IFRSに非準拠)(a) |
実質ベース(b) (IFRSに非準拠)(a) |
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2021年度 第1四半期 |
対前年同期 |
2021年度 第1四半期 |
対前年同期 |
||
売上収益 |
9,496 |
+18.4% |
8,166 |
+1.8% |
+3.8% |
営業利益 |
2,486 |
+48.6% |
2,489(c) |
△11.4% |
△2.1% |
営業利益率 |
26.2% |
+5.3pp |
30.5% |
△4.5pp |
30.5% |
当期利益 |
2,004 |
+142.8% |
1,766 |
△7.4% |
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EPS(円) |
128 円 |
+141.9% |
113 円 |
△7.7% |
+3.9% |
営業活動による キャッシュ・フロー |
1,669 |
+14.4% |
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フリー・キャッシュ・フロー (IFRSに非準拠)(a)(d) |
1,299 |
△11.2% |
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(a)当社のIFRSに準拠しない財務指標の詳細については当社のホームページをご参照ください。
https://www.takeda.com/investors/financial-results/
(b)「実質的な成長」は、当年度と前年度(四半期もしくは年間)の業績を共通の基準で比較するものであり、マネジメントによる業績評価に使用されています。これら共通の基準で比較される業績は、年間計画レートを用いた為替レートを一定として、事業等の売却による影響およびその他の非定常的もしくは特別な事象に基づく影響、本業に起因しない(非中核)事象による影響を控除し算定されます。
(c)Core営業利益は、純利益から、法人所得税費用、持分法にかかる投資損益、金融損益、その他の営業収益およびその他の営業費用、製品に係る無形資産償却費および減損損失を控除して算出します。その他、非定常的な項目、企業買収に係る会計処理の影響、買収関連費用など、本業に起因しない(非中核)事象による影響を調整します。
(d)フリー・キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローから有形固定資産の取得による支出、無形資産の取得による支出、投資による支出、当社が即時的にまたは一般的な業務用に使用することはできないその他の現金を控除し、有形固定資産の売却による収入を加えて算出します。さらに、有形固定資産の売却、投資や事業の売却・償還による収入、現金および現金同等物控除後の事業売却による収入を加えて調整します。https://www.takeda.com/investors/financial-results/
財務ベース売上収益は対前年同期+18.4%の9,496億円(86億米ドル)、実質的な売上収益は対前年同期+3.8%、グローバルブランド14製品が牽引
1 売上収益の割合は、日本における糖尿病治療剤ポートフォリオ売却による1,330億円を控除したCoreベースを基に算出。
財務ベース営業利益は対前年同期+48.6%、実質的なCore営業利益率は30.5%
パイプラインのアップデート:2021年度第1四半期における重要なマイルストンの達成
2 α-1アンチトリプシン欠乏症による肝疾患
その他のハイライト:第1四半期の重要な受賞歴
2021年度ガイダンス
通期ガイダンスに向けて順調に進捗(2021年5月予想から変更なし)
(億円) |
2021年度 |
実質的な成長率 |
売上収益 |
33,700 |
一桁台半ばの成長率 |
研究開発費 |
△5,220 |
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財務ベース営業利益 |
4,880 |
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Core営業利益 |
9,300 |
一桁台半ばの成長率 |
Core営業利益率 |
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約30%の利益率 |
当期利益 |
2,500 |
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EPS(円) |
160 |
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Core EPS(円) |
394 |
一桁台半ばの成長率 |
フリー・キャッシュ・フロー |
6,000-7,000 |
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1株当たりの年間配当(円) |
180 |
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2021年度業績予想における重要な前提条件
当社のガイダンスは、当社の主要な5つのビジネスエリアにおける継続的なビジネスの勢い、グローバルブランド14製品の実質的な売上収益の成長、コストシナジー実現加速、研究開発投資の継続に対する経営陣の期待を表しています。
また、2021年度のガイダンスでは、次の重要な前提が反映されています。(1)ベルケイドについては、2021年度半ば頃には、505(b)2申請に基づく皮下投与製剤の新たな競合品が少なくとも1つ米国において上市されることを見込んでいます(2)米国のNATPARAについては、2021年度中に再販売することを見込んでいません(3)事業等の売却については、公表済みの案件以外の将来の売却可能性の影響を考慮していません。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行拡大に伴う、業績に対する重大な影響は、現時点までに生じておりません。当社は、COVID-19は2021年度の当社業績に対して重大な影響を及ぼすことはないと現時点で入手可能な情報に基づき考えており、当社の2021年度業績予想はこの考え方を反映しています。しかしながら、COVID-19を取り巻く状況は引き続き非常に流動的であり、新規または追加的な流行拡大や、主要市場におけるロックダウンや屋内退避命令の新規の措置や延長、その他政府による対策など、2021年度中の進展によっては、当社製品の需要減少やサプライチェーンに関連する問題の発生、または臨床試験の大幅な遅延など当社事業に深刻な影響を与える可能性があります。このような事態が生じた場合、当社事業や経営成績、財政状態に追加的な影響が及び、また、当社の2021年度業績は予想から大きく乖離する可能性があります
当社の2021年度第1四半期業績およびその他の財務情報の詳細については、こちらをご覧ください。https://www.takeda.com/investors/financial-results/
ESGおよび価値観に基づくコーポレート・ガバナンスに対する当社の取り組みについての詳細は、2020年度統合報告書に記載されています。統合報告書は、当社ウェブサイト(https://air.takeda.com/jp)でご覧いただけます。
<武田薬品について>
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤とワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国と地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。詳細についてはhttps://www.takeda.comをご覧ください。
<報道関係問い合わせ先> <投資家関係問い合わせ先>
武田薬品工業(株) 武田薬品工業(株)
GCAグローバルパブリックリレーションズ グローバルファイナンス IR
松元涼子 クリストファー・オライリー
Tel: 03-3278-2037 Tel: 03-3278-2543
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将来に関する見通し情報
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財務情報
当社の財務諸表は、IFRSに基づき作成しております。参考のため日本円と米ドルとが併記されていますが、このための換算比率は日本円/米ドルを111.05としています。
国際会計基準に準拠しない財務指標
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以上