Better Health, Brighter Future
日本における世界的な保健医療のリーダーシップには、長い歴史がある。2000年にはじめて議長国を務めたG8サミットにおいて、日本政府はグローバルにおける保健医療改善を議題として盛り込んだ。以来、世界エイズ・結核・マラリア対策基金 (略称:グローバルファンド)やグローバルヘルス技術振興基金(GHIT)、および感染症流行対策イノベーション連合(略称: CEPI)など、この分野における革新的な官民のパートナーシップを構築する先駆的な役割を果たしてきた。
鶴岡大使は次のように強調した。
「2019年、日本はG20で議長国を務め、また第7回アフリカ開発会議を開催できることを非常に嬉しく思います。世界では、行政の力だけではSDGsの課題解決に至らないことに対して関心が高まっています。活動分野の垣根を越えたパートナーシップは、今後さらに重要度を増すでしょう。」
これからも、世界の子どもたちの健康改善に取り組む
LSHTMにおける教授職は、世界中の患者さんにより健やかで輝かしい未来をお届けするために、最先端の科学で革新的な医薬品を提供することを目指すタケダの理念の象徴と言えるだろう。
タケダでは、グローバルCSRプログラムを通じて、10年以上にわたりグローバルヘルスコミュニティとのパートナーシップにより、病気の予防、医療従事者やヘルスケアワーカーの能力開発、そして医療システムへのアクセス向上に貢献している。さらに、日本国内では70年以上にわたり子どもたちに重要なワクチンを供給してきた実績もある。近年では、ワクチン事業のグローバル展開に伴い、タケダは本プログラムを拡大し、ワクチンが不足する地域のアクセス改善に取り組んでいる。