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タケダの新製造ラインがアイルランド、グレンジ・キャッスルに開設

6,000万ユーロを投資した最先端の工場の開設が、アイルランド沿岸部に40の新規雇用と業界をリードする変革を創出

グローバル事業の地方展開は、革新的な技術を広めるための鍵である。 これが、アイルランド・ダブリン、タケダのグレンジキャッスル工場敷地内に、多発性骨髄腫治療薬の製造に特化した、最先端の高度密閉型製造施設である第2工場を開設した理由である。
2019年7月5日、社長兼CEOのクリストフ・ウェバーと共に、アイルランドの雇用・社会保障・地方省 レジーナ・ドハティ大臣、在アイルランド日本大使の三好真理氏、そしてタケダのグローバル マニュファクチャリング&サプライ オフィサーのトーマス・ウォスニフスキーおよびコーポレート ストラテジー オフィサー&チーフ オブ スタッフの古田未来乃が、本施設のオープニングセレモニーに参加した。

アイランドにおける生産実績をさらに拡大
タケダは20年間にわたり、アイルランドにおいて実績を積み上げてきた。同国は、魅力的な投資・開発国として、常に製薬業界の注目を集めてきた。医薬品の研究開発において臨床および学術面の双方で高い評価を得ると共に、高度に熟練した多様な人材の宝庫であることが世界的に知られている。タケダは、イノベーションをもたらす人の力を重視している。この最先端工場の開設により新たに創出される40の職務につき、STEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)分野の優秀な卒業生に、雇用機会をもたらし、タケダアイルランド・グレンジ・キャッスルにて成長と活躍の機会を提供する。

タケダ・グレンジキャッスル工場からイノベーションを
ダブリンのthe high technology Pharmaceutical and Biotechnology Business Park 内にあるタケダ・グレンジキャッスル工場は、グローバル市場に最新の製品を供給する製造拠点である。第2工場は革新的な設計により、原薬製造から製剤製造および包装までの全生産工程を担う「オール・イン・ワン」施設となっている。これにより、サプライチェーンの機動性、柔軟性および精度が格段に向上し、世界中の患者さんに必要な医薬品を提供する能力が飛躍的に高まった。
さらに、従業員の安全を確保するための最先端の防災設備に加え、ペーパーレス・オートメーションや、ロボット工学およびAR(拡張現実)で優れた製造環境を実現するために最高レベルのデジタル・テクノロジーを導入した。また、リアルタイムでのデータアクセスおよびビッグデータ解析が、すべての製造工程で確実な品質管理を実現し、継続的な改善の基盤も構築する。

ヨーロッパ市場で先駆者となるグレンジキャッスルとタケダ
オープニングセレモニーにおいて、タケダは、3,000万ユーロを投資してグレンジキャッスル内に第3工場を建設することも発表した。これは、アイルランド市場初の規模となる細胞治療製薬工場である。 第2工場開設、そして第3工場の建設発表は、技術と人材に投資し、イノベーションを加速することで製薬業界をリードするタケダの中核的な取り組みとなるだろう。