誰でも時おり便秘になることはあるが、慢性特発性便秘症(CIC)に悩まされながら日々を過ごしている約3,500万人のアメリカ人にとって、それは終わることのない切実な問題である。*1,2
慢性特発性便秘症は、6か月以上という長期間にわたる腹痛や腹部膨満感などの症状を特徴としている。*3
慢性特発性便秘症の正確な原因は不明で、ほとんど話題にされることがないこの症状の診断とケアは難しい場合がある。また、お通じに関する話題を避ける傾向にあり、自分の症状は恥ずかしく誰にも理解されないと思い込むことが、事態をさらに複雑にしている。慢性特発性便秘症で悩む女性は男性のほぼ2倍と推定されており*2、タケダはこの12月を便秘啓発月間として、慢性特発性便秘症が女性に対して及ぼす影響への理解を深め、口にしづらい悩みを相談できるようサポートしている。
「慢性特発性便秘症はごく一般的な疾患で治療も可能ですが、多くの女性は自分の症状を話したがらず、辛い症状を抱えたまま生きていくしかないと諦めているかもしれません」とタケダ GI Retail Franchise Vice Presidentのジェ二ファー・マイカは語る。 「患者さんへの継続的な取り組みの一環として、私たちは対話を通じてこのタブーとされる話題への理解を深め、女性たちが辛い症状を黙って苦しむべきものと思いこまないように、理解を深めて前向きになれることを目標にしています」
今はタケダと統合したシャイアー社と調査会社The Harris Pollが2018年4月16日から6月6日までオンラインで実施した「便秘に関する最新の洞察(Current Insights about Constipation)」と題した全米調査では、慢性特発性便秘症が女性の日常生活にどのように影響するかについて、新たな見解が得られた。たとえば慢性特発性便秘症を患う女性の多くは、普段から気分がすぐれず(75%)、体調が悪いためにしばしば仕事や家事を休まなければならない(68%)。にもかかわらず、慢性特発性便秘症が日常生活に及ぼす悪影響を10人中8人(84%)が理解していないと感じている。
「慢性特発性便秘症のように、消化器系に慢性的な辛い症状を抱えて生活している患者さんへの影響は過小評価されています。 20年以上にわたり、タケダは消化器疾患で悩む人々の意識を高め、サポート、教育、治療の選択肢を提供することに専念してきました」とマイカは述べた。 「私たちは、患者さんを支援し、慢性特発性便秘症およびその他の慢性的な消化器系疾患を抱える人々のために消化器病学の未来を形作ることに注力しています」
慢性特発性便秘症の詳細については、www.TheColonMoves.com を参照。
「便秘に関する最新の洞察」調査について
「便秘に関する最新の洞察」調査は、2018年4月16日から6月6日まで、米国内でシャイアー社の依頼によりThe Harris Poll社によって実施された。シャイアー社は現在、タケダに統合されている。調査の患者群には、慢性特発性便秘症の医療専門家によって診断された、または治療を求めた(慢性特発性便秘症の近親者、または患者)18歳以上の米国の成人881人(男性274人、女性607人)が含まれる。調査の専門家群には、過去1か月に15人以上の慢性特発性便秘症患者を診察している250人の消化器専門医が含まれる。重みづけの変数やサブグループのサンプルサイズを含む完全な調査方法については、タケダのdirector, therapeutic area lead, corporate communicationsであるKara Hoeger([email protected])にお問い合わせください。
*2018年7月1日の国勢調査局データの米国人口の約14%に相当する。
*1 US Census Data Available at: https://www.census.gov/quickfacts/fact/table/US/PST045216. Accessed November 13, 2019.
*2 Suares NC, Ford AC. Prevalence of, and Risk Factors for, Chronic Idiopathic Constipation in the Community: Systematic Review and Meta-analysis. The American Journal of Gastroenterology 106, 1582-1591 (September 2011) | doi:10.1038/ajg.2011.164
*3 Lacy BE, Mearin F, Chang L, et al. Bowel Disorders. Gastroenterology. 2016;150:1393-407.