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業界をリードするグローバル製薬企業への変革 -R&D Investor Day 2018

タケダは、9月27日のグローバル本社(東京)、10月11日のグローバル研究開発センター(ボストン)と2回にわたり「研究開発(R&D)インベスターデイ」を開催。将来に向けた研究開発のビジョンや最新のパイプラインを開示するなど、ワールドクラスの研究開発主導型製薬企業であるタケダの戦略を明確に打ち出した。


技術革新を加速する

変化を生み出すためには、新たな課題に応える情熱、決断、そして強い願望が必要だ。社長CEOクリストフ・ウェバーは、歓迎の挨拶で次のように述べた。

「私たちは、他に類を見ない独自の研究開発エンジンを持ち、研究開発の変革に対して果敢に取り組んでいます」

製薬企業にとって研究開発は極めて重要だ。持続的な成長と技術革新を促し、世界中の患者さんに貢献するために、タケダは研究を事業戦略の中心に位置付けている。チーフ メディカル&サイエンティフィック オフィサーのアンドリュー・プランプは、強力な研究開発エンジンがタケダの変革の土台になっていることを強調した。さらに、技術革新の先駆者であり続けることで、既存のポートフォリオのさらなる成長と将来を見据えたワールドクラスのパイプラインの強化を加速させることを力説した。


ダイナミックなパイプライン

プランプが語った成長と変革にかける決意を、後続の登壇者たちも繰り返し言及し、それぞれが専門とするタケダの主要疾患領域での知見を示した。たとえば、2016事業年度の始めより、研究開発能力を大幅に向上させ、30件のパイプラインステージアップを達成したこと。また極めて革新的な医薬品が求められる3つの領域 - オンコロジー(がん)、消化器系疾患(GI)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)に焦点を絞り、さらにワクチンを加えたことである。 これらは研究開発の変革の成功を裏付けるものとして、説得力のある内容であった。


ワールドクラスの技術革新をもたらすパートナーシップ

戦略的パートナーシップの構築は、タケダの成長を牽引する原動力となっている。私たちは先進的なアプローチによって180件にも上るグローバルパートナーシップを築き上げており、そのうち56件は2017年に締結されたものだ。また現在のパイプラインのうち、外部とのパートナーシップから生まれたものが、実に45%を占めている。プランプは、2018年4月の湘南イノベーションパーク開設を振り返り、同パークが、製薬の技術革新、コラボレーション、起業家精神を促進するために日本で初めて生まれたオープンなイノベーションの醸成を目指すエコシステムであると強調した。

今回のイベントを通じて、タケダが極めて革新性の高い医薬品に焦点を絞っていることが強調された。この戦略により、多くの有望な研究開発プログラムが生み出されており、そのうちの38%は希少疾病医薬品の指定を受けている。タケダは「ビジョン2025」の中で、希少疾患が新たな領域となることを予見しており、これからも先駆的な研究開発を推進することであらゆる地域の患者さんのニーズに応えていく。

タケダの研究開発戦略は成果を挙げている。情熱と明確なビジョンを持ち、そして常に患者さんを中心に考え行動することで、研究開発の変革に日々成長をもたらし、成功し続けるためのより大きなチャンスを生み出すと確信している。