COVID-19 パンデミックは私たちの多くに影響を与え、仕事とプライベートの両方で「新しい日常」に適応することを余儀なくされ続けています。世界各地で、パンデミックが「新しい日常」への適応を加速させ、新しいデジタルソリューションや技術を活用して「新しい日常」に適応している例を目の当たりにしています。タケダでは、患者さんに貢献するというコミットメントを実現するために、科学的な視点だけでなく、同僚がどのように適応してきたかにも目を向けています。
高橋 茉莉さんは、大阪工場のデジタルリードとして、バーチャル・リアリティ(VR)やオーグメンティッド・リアリティ(AR)、人工知能(AI)、ビッグデータ・プロセシングなどの、最新のテクノロジーを活用したプロジェクト管理を担当しています。高橋さんの役割は、大阪工場が品質と生産性においてリーダーシップを発揮できるよう支援し、当社の製品を迅速かつ信頼性の高い方法で患者さんにお届けできるようにすることです。
高橋さんにいくつかの質問に答えてもらい、COVID-19のパンデミックの間、彼女がどのように「新しい日常」に適応してきたかを共有してもらいました。
現在の最大の課題は何ですか?どのように対処していますか?
私が携わったあるプロジェクトでは、カナダでの現地技術調査を計画していましたが、それが実現できなくなりました。そこで、現地での技術調査の代わりに、バーチャルリアリティシステムを導入し、設備設計を遠隔で見ることができるようにしました。また、遠隔でのコミュニケーションや設計精度を向上させるために、バーチャルリアリティ対応の電話会議システムを提案しました。
この「新しい日常」の中で、あなたが経験したポジティブなことは何ですか?
打ち合わせや現地での技術検討の多くが、デジタルツールのサポートによってリモートでも可能だということがわかってきました。終息後も、これらのツールを活用して在宅勤務の割合を増やした勤務形態が、新しい日常になればいいなと思っています。在宅勤務にうまく適応すれば、通勤時間も省け、娘を保育園に預ける時間も減ることで、家族と過ごす時間が増えるメリットがあります。
同時に、この状況は、対面でのコミュニケーションの重要性も教えてくれました。製造業務に限らず他の業務でも、リモートのテクノロジーでは完全に代替しきれないことがあります。これからは、リモートでも対面でも効率的に働き、直接仲間と接しながら仕事ができる貴重な機会は最大限に活用していきたいと思っています。