タケダが誇る世界最高水準の研究開発部門では、人々の暮らしを豊かにする、革新的な医薬品の開発に注力しています。タケダは、オンコロジー、希少遺伝子疾患・血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)および消化器系疾患の4つの重点疾患領域に研究開発を集中させ、血漿分画製剤(PDT)とワクチンの開発に重点的に投資しています。
イノベーションに責任をもって取り組むことは、患者さんや人々のために最良のソリューションを 開発し、提供するために、科学とビジネスをどのように進展させていくかに根差しています。患者さん、社会、環境を念頭に置き、私たちの選択の帰結 を継続的に検討しています。この責任あるイノベーションは、患者さんにとって正しい事を行うこと、 信頼性と透明性のあるエコシステムを形成すること、長期的な影響を予測すること、そして持続可能 なビジネスを展開することが原則です。
TEACは、科学・医療におけるイノベーションのスピードと、新たな倫理的課題に対応すべく設立され、外部の著名な倫理専門家やタケダのリーダーを含む多様な専門家で構成されています。TEACの主な役割は、新たな倫理的課題の分析と助言を行い、これらの問題に関するタケダの確固たる原則的立場と指針を策定することにあります。
タケダの優れた研究開発能力は、広範囲に及ぶパートナーシップ型ネットワークにより補完されています。タケダの研究開発はモダリティにとらわれることなく、戦略的に学術機関との連携 やバイオ製薬業界とのパートナーシップから得た専門知識を活用しています。私たちが目指す のは、パートナーと協働し、革新的な医薬品を発見、開発、提供することです。タケダの外部イノベーションセンターは、コラボレーションを活用し、すべての分野のパイプラインにおいて革 新と多様化を推進することを目的としています。初期段階の投資に重点を置き、様々な契約形 態を用いて、お互いに強みを活かせるようにインセンティブの調整等を行います。
タケダでは社内や地域社会だけでなく、臨床試験の現場においても、より多様性に富み、公平で包 括的な文化を醸成することを目指しています。
私たちの取り組みが一人でも多くの患者さんに届くよう、企業 間や業界内のみならず、分野を越えた活動や援助を行っています。この取り組みにより、医薬品が承認を得た際に使用する可能性の高い患者さんや患者団体の方のことをより具体的に反映したエビデンスを集めることができ、承認申請や将来的な臨床試験、承認された治療法について、より効果的で安全な使用方法を示し、より正確なデータや洞察を提供することができます。
患者さんが 前にすすめるように
患者さんを中心に考えるという価値観 (バリュー)を根幹とする企業として、患者さんの声が私たちの事業に反映され、 イノベーション戦略の原動力となるよう常に取り組んでいます。
患者さんとの協力関係を築き、対話を大切にすることは医薬品開発プロセスに直接影響するため、私たちは開発の初期段階から全過程、商業化された後においても患者さんの声を大切に考えています。そして、患者さんの声を活かしてソリューションを刷新し、検査や診断などに様々なデジタルツールを使用して、可能な限り安全に臨床試験に参加できるように配慮しています。
詳細はこちら
(英語記事のみ)タケダは、医薬品やワクチンの製造・流通に必要な原材料やサービスを、世界 中の約41,000のサプライヤーから調達しています。これらのサプライヤーとの関係やバリューチェーンを通じた商品やサービスの流れを管理する ことは、医薬品の品質、安全性、そして患者さんの健康的な生活にとって重要です。世界はます ます複雑化し、世界規模の感染症の流行拡大、地政学上の緊張の高まり、経済不安等に直面しています。私たちは供給が確実かつ継続して行われるようイノベーションの重要性を認識し、複雑 なサプライチェーンを迅速かつ持続可能な方法で管理するために、テクノロジー、特に人工知能(AI)を取り入れています