Michiko. M
Medical Capability & Innovation
Scientific Innovation Manager
(所属/タイトルは取材当時のものです。)
大学薬学部卒業後、タケダに入社。主にプライマリー領域のMRとしてキャリアをスタートし、ワクチン領域・神経精神疾患領域でマーケティング部門を経験し、JMO(Japan Medical Office)に異動。
プライマリケア領域のMRとしてキャリアをスタートした後、ワクチンや神経精神疾患領域のマーケティングを担当しました。この経験から学んだのは、領域別の考え方、視点の違いを柔軟に受け入れることの大切さです。たとえば、ワクチンは主に健康な人が病気を防ぐための予防医療であり、ワクチン接種の対象となる方や医師の捉え方が治療薬とは異なります。ある疾患領域で用いられてきたアプローチが別の疾患領域にもそのまま当てはまるわけではなく、固定観念にとらわれていると本質を見失いかねません。キャリアを積み、さまざまな知見を得たことで、違う視点があって良いこと、変化を取り入れながら真のニーズを見出し、実践するスキルを身につけることができたと考えています。
MRやマーケティングでのキャリアを通じて獲得したスキルと経験を、クロスファンクショナルチームのなかで活かせるプロジェクトベースの働き方がしたいと考えていました。タケダには自分のキャリアを自分で切り開くチャンスが多くあり、上司や同僚の助言を受け、社内公募制度を利用してJMO(Japan Medical Office)に異動しました。
私は未知の領域を追求することに関心が高く、現状から未来を考えるのではなく、未来を描いた上で実現までの道筋を現在に繋げ、解決策を見つける発想を大切にしています。社会にインパクトを与えられるプロジェクトに参加できることがモチベーションになっています。
JMOは、バックグラウンドが多様で専門性の高い人材が集まる組織です。私自身、仕事をするうえでインクルージョンや透明性が重要だと考えています。
◆JMO(Japan Medical Office)
グローバルメディカル部門の日本機関として、国内の医療用医薬品ビジネスを所管するジャパンファーマビジネスユニット(Japan Pharma Business Unit 「JPBU」)に所属し国内外のタケダの組織と連携している。国内の医学専門家との医科学的交流に基づくエビデンス創出、産官学連携を通じたデジタル活用、プロモーション/ノンプロモーション資材のレビュー、市販後調査等、業務内容は多岐にわたる。自社医薬品の価値を、自社医薬品を必要とする患者さんに、適切なタイミングでお届けすべく医科学的な視点から中立的に活動する専門家集団。