武田薬品工業株式会社
ジョセフ・ケアンズ
グローバルファイナンス(取材当時)
株主や証券アナリストとの関係構築や情報発信を担当するインベスターリレーションズ部門で活躍するジョセフは、イギリス西部のウェールズ出身。香港の証券会社で日本の製薬業界の株式調査を担当したことからタケダに出合い、縁あって入社して1年ほど経った。人の健康に役立つ製薬業界で、金融業界で得た知見を活かすことができるこの仕事にやりがいを感じていると話す。
世界の約80の国と地域で事業を展開し、東京とニューヨークで上場するタケダには、日本だけでなく世界中に株主が存在する。機関投資家からの注目も高く、必然的にグローバル規模での連携が必要となる。香港でタケダに出合い、現在は東京で世界の仲間と働く環境について、自分のスタイルに合っているという。
「普段のコミュニケーションは日本語3割、英語7割くらい。東京の同僚も他の国の仲間も、オンライン会議で頻繁に話すので、国籍やどのオフィスで働いているかはあまり気にしていない。ただ、時差だけは調整に苦労しますね」。
ジョセフには、7歳、3歳、0歳の3人の子供がいる。「早朝や夜に会議があった日は、翌日に自分で勤務時間をコントロールして、ワークライフバランスを保つようにしています。家族との時間もきちんと作りたいですから」。そう話すジョセフにとって、育児にも積極的に関わりながら働ける環境もタケダの魅力の一つだ。今後は子供の看護休暇・ファミリーサポート休暇・ベビーシッター派遣事業割引券の活用も考えているという。
職場のダイバーシティについてもジョセフは高く評価している。「自分や仲間の国籍やバックグラウンドを意識することはないですね。自然にインクルーシブな環境が醸成されている気がします」。