私たちを取り巻く多様性(ダイバーシティ)の豊かな世界を理解するためには、タケダも多様性のある企業でなければなりません。多様性がもたらす創造性や洞察力を活かしていくには、自らも多様性を持つことが必須なのです。そのことによって、私たちは、患者さん、医療関係者の皆さん、そして地域社会に貢献するための革新的なアプローチを見出すことができるのです。武田薬品工業は
創業1781年、現在240年以上の時を経ております。これからも事業を成功させ、持続可能な企業であり続け、私たちの存在意義(パーパス)である「世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献する」を実現していきます。
私はタケダに入社した時、従業員が性別に関係なく活躍して欲しいという思いから、国内事業におけるジェンダー・ダイバーシティを高めることを優先事項に設定しました。2015年3月末の時点で、女性の管理職は約4%でしたが、現在(2022年3月末時点)では、約19%の女性が管理職としてリーダーシップを発揮しています。また、私は、性別の公平性が大事であることを後押しする従業員ネットワークの「ハナミズキ」の設立も支援しました。
タケダでは、日本において、女性管理職の育成に向けて、キャリア構築のためのスキル強化プログラムを数多く提供しています。加えて、テレワークやファミリーサポート休暇など、より柔軟な働き方を提供しています。詳細なデータについては、ステートメントおよびデータ、制度と活用状況を参照ください。
将来を見据え、日本の経営陣は、女性の管理職比率を30%にするという意欲的な目標を掲げています。タケダは、日本経済団体連合会(経団連)が推進している、2030年までに役員に占める女性比率を30%以上にすることを目指すという「
2030年30%へのチャレンジ~#HereWeGo203030」の活動に賛同しています。
タケダとして、まだまだやるべきことはたくさんありますが、進むべき方向へ着実に歩んでいることを嬉しく思います。
武田薬品工業株式会社
代表取締役社長兼CEO
クリストフ・ウェバー